食糧危機、戦争、感染症 その1

ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。

寒い日が続いていたと思ったら、今度は気まぐれに気温が高くなるという体調管理の難しい日が続いています。

朝顔日記・終

何回か続けた朝顔日記ですが、今年はこれが最終回になります。来年また、シーズン2として再開できたらいいなと思っています。

朝顔は、既に枯れ果てていますが幾つか咲いた花のうち、たった一つですが、種子を結んでいます。採集して種子を取り出すと、茶色の可愛い種子が二粒取れました。来年この種子を蒔いて芽が出れば、シーズン2の開始です。

種を蒔き、、発芽して、育て、花を咲かせ、種子をとる。自然の生命のサイクルに感動します。

この種子を取る作業をしていたときに、思い出したことが二つありました。

一つは、4、5年前に、仕事で、種子法の廃止と、種苗法の改正に関して、農水省の担当職員からレクチャーを受けたこと、そして、もう一つは、その頃には大学を卒業していたのですが、学生組織に関わりがあって東京農大の井上君と共に、食料危機の問題に関するサークルを組織化したことでした。

1973年から74年、異常気象に襲われて発生した食料危機と第四次中東戦争が招いた石油危機によって世界は強烈なインフレに見舞われていた頃だったと思います。トイレットペーパーをめぐる騒動など、いまだに覚えています。コロナ禍におけるマスク騒動を想起しますが。

その井上君との一緒の活動は、短い期間だった様に覚えていますが、印象的だったのは、UGF、アンノーングロースファクター、未確認成長要素の話でした。生物の成長については、全ての要素が解明されているわけではなく、いまだ解明されていないものがある、というのです。それで、未確認飛行物体UFOになぞらえて、UGFと言う言葉になったのだそうです。なるほどという話でした。

食料危機の問題については、今現在の問題で、しっかりと考えておくことが必要だと思います。

 

それについては、次回以降に、ウクライナ戦争、イスラエルハマスの戦争について考える時に取り上げることにします。

季節の変わり目ですが、追伸

ペンギン堂の飯島です。

メールで投稿したら文章が欠落しました。

追っかけで、文章を。

季節はずれですがようやく朝顔に花芽が出てきました。

まもなく開花でしょうが、気温が下がってきているので無事咲くか心配ですが、二、三日は残暑ということなので果たしてどうか、気になるところです。

友よ、水になれ

ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。

朝顔日記

朝顔はぐんぐん蔓を伸ばして成長を続けています。しかし、つぼみのできるところが萌芽はあるのですが、大きくなりません。ということで、写真は今回は無しにしました。

夏から秋へ、すでに虚空の気配は移りつつありますが、最近の空や雲の具合は、これまでよりもメリハリが効いているように感じるのは、気候変動のせいでしょうか。

ブルース・リーと香港

7月20日はブルース・リーの命日です。亡くなったのは1973年ですから、ちょうど没後50年になります。

衛星放送の映画チャンネルで今年になってから、ブルース・リーの映画が頻繁に放送されていたのはそんなこともあってのことだったのでしょう。

そう言えば、彼の師匠のイップ・マンの映画も結構繰り返し放送されています。

ブルース・リーは今でも香港では衰えない人気があるようで、影響を香港人に与え続けているようです。2019年の抗議デモの際の「水になれ、友よ」というスローガンは、彼の台詞、「be water my friend」から来ているようですし、このデモをwater Revolution と呼んでいたことにも表れているようです。2014年の雨傘運動の時にもあったようですが、2019年の抗議デモでより鮮明になったようです。

2014年と言えば、台湾でもひまわり学生運動があり香港と台湾の繋がりを感じます。

地下茎で繋がる世界

アジア情勢のみならずグローバルな地下茎の繋がりのようなものもあるように思えます。2014年はウクライナとロシアの争いが浮上して、ロシアによるクリミアの併合が行われたり、旅客機の撃墜事件が起きたりしています。この年を起点にしてアメリカの対中国政策の変更が始まっているようにも感じます。香港の情勢を掘り下げていくと、ズルズルと世界の問題が引き摺り出されてくるような感じもあります。

香港や台湾そしてグローバルな問題にはおいおい触れるとして、ブルース・リーの亡くなった1973年について言うと、この年、五木寛之によれば、4人のパブロが亡くなっています。パブロ・ピカソパブロ・ネルーダパブロ・カザルス、そして4人めが、彼の小説「戒厳令の夜」であかされます。

そして4人ともスペイン内戦に関わる人々だと言うのですが、小説の世界については本を読んでいただくとして、つまり、南米チリでもクーデターの起きた年だったということです。

英国のTPP参加

さまざまに引き出される問題はこれから一つ一つ見ていくとして、香港のことです。最近日本では台湾有事という言葉が踊るニュースばかりが目につき、私の目についた限りですが香港のニュースが流れることがほとんどありません。実は、私が香港に関心を持ったのは英国のTPPへの参加があったからです。英国の狙いは何かと考える時、ブレグジットによるダメージの回復にはアジアしかないというのはまず浮かぶことですが、英国はかつて香港を統治下においていたわけですから、その後も何らかの手掛かりが香港に残されているのではないか?それに、中国に返還されたとはいえ、金融センターとしての存在感は、決して損なわれてはいない。むしろ不動産バブルのはじけたと言われる中国にとって、香港の価値はそれなりに重くなるかもとか思うわけで、英国もロンドンと言う金融センターを持ちさらに香港の金融センターとの絡みがアジア太平洋地域との連携で瓢箪から駒もあるやもしれないし、などなどの理由で香港に関心を持ちました。

今日の香港は明日の台湾

そして「今日の香港は明日の台湾」と言う言葉があるようですが、台湾有事が注目される中、その中身を少しでも考えようとする手がかりとして香港についても考えることが、今は大事かなと思ったのでした。参考に読んだのは野嶋剛著『香港とは何か』です。

次は香港と台湾中国について考えてみようと思います。