日韓、香港に飛び交うフェイクニュースの正体は?

ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。

 

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台風が接近しているというのに、青空や白い雲が浮かんでいます。

これから空模様は大きく変わっていくのでしょうが、今は残暑の空が広がるばかりです。しかし、いずれ不安定な天気になることは目に見えています。

事実、午後から雨が降ったり、にわかに雨雲が空を覆ったりしました。台風接近ですからね。

 

やっぱりNHKはわかりにくい?

NHKをめぐっては先の参議院選挙以来、これまでとは少し違ったニュアンスで話題になっていますが、それとは別に、当初の頃のインパクトはやや影を潜めたように感じられますが、相変わらず人気なのが「チコちゃんに叱られる!」です。

人気を反映して、様々なグッズがうられています。そして、こんな本も出版されました。


NHKチコちゃんに叱られる!」制作班「編」ですから、本家が作った本ということですね。

今時の言い方をすれば、こういう本を作ってしまうNHKをどう評価すべきなのか考えてしまいますが、制作の舞台裏が明かされているわけでもない本書、不思議な思いで読んでみました。

 

日韓問題、香港情勢にフェイクニュースが飛び交う?

行政府長官によって、逃亡犯条例改正案の正式撤回が発表されましたが、これで、香港情勢から読み取れるシグナルは厳しいもののように感じられます。

一方、日韓関係は、一種の谷間にはまり込んでいるように見えますが、今、日韓関係をめぐって、そして香港情勢に関して、フェイクニュースが日本にも、韓国にも、香港にも、そして台湾にもとびかっているでしょう。

さらには、英国のブレグジットをめぐっても。

ハイブリッド戦のツール、フェイクニュース

フェイクニュースというと、日本のほとんどの人が、思い浮かべるのは、ネット上の捏造されたニュースや情報のことだと思います。それが、SNSを通じて拡散し、社会に悪影響を及ぼしていることを想像するのではないでしょうか?

ですから、その対策は、個々人の情報リテラシーをあげてしかるべき機関がファクトチェックを行い、フェイスブックツイッターなどのSNS提供者側も、それに対応した規制をすることがのぞましいとかんがえられているのですが、これはある面では正しいのでしょうが、しかし、この本の著者によれば、それは、ローカル日本の認識であり、グローバル・デファクト・スタンダードとは違うのだそうです。

 

事実上の世界標準の認識としては、ハイブリッド戦の世論操作の有力なツールだということです。

ネット世論操作は近年各国が対応を進めているが、著者によれば、ハイブリッド戦とは、「兵器を用いずに、経済、文化、宗教、サイバー攻撃などあらゆる手段を駆使した戦争をいう。相手を自分が望む方向に誘導したり、社会的混乱を引き起こしたりすることを狙いとしている」というもの。

すでに、アメリカ、ロシア、中国、EUはハイブリッド戦の体制に移行しているか、あるいは移行しつつある、と言われているようです。こうした枠組みでフェイクニュースを考えるべきで、おそらく、香港やイギリス、韓国や日本への仕掛け、フェイクニュースも、どこかの国が仕掛けたハイブリッド戦のものがあるのではないでしょうか?ただし、その検証は大変な作業でしょうが。

単純にファクトチェック組織を立ち上げて検証をすれば済むというのではなく、基本的な文章力の向上を目指し、判断力をつけると同jに、ネット世論操作のエコシステムがすでに出来上がっていること、SNS企業と国家の関係など、私たちの社会の危機状況の反映でもある世論誘導工作について、基本的知識を仕込んでおいたほうがいい状況が生まれつつあるようです。

本書は、そのための入門的なテキストに良いと思います。

 

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自宅でゆるく、リラックス

ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。

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ようやく涼しい日があるかと思えば、急に強烈な暑さがぶり返すなど、しのぎにくい天気の日々が続いています。

それでも、草花は着実に秋の装いにすがたを変えています。

 

自宅でできるバランスの回復

季節のかわりめは、隊長のバランスを崩しやすいものです。そこで、自宅で簡単にできる整体を教えてもらうのは、結構ありがたいものです。わざわざ出かけるのは、暑い時には疲れるし。なるべく、楽に、効果がある方法をと考えていたら、こんな本を発見しました。タイトルからしてゆるいです。

 

現代社会は、何事も効率よく、無駄なく、集中してスピード感をもってと言うのが主流。

それで、余裕のある生活が生まれるはずだったのですが、どうも現実は逆の方向に進んでいるようで、ますます余裕がなくなり、日常生活の中でいつも何かに追われている気がすると言うあなた(実は私も)、実は、ゆるむことが集中することを支えている、緊張だけでは、方が凝るのはあたりめで、良い集中のためには、ゆるめることが必要で、それがからだのりせっとだと、本書は教えてくれます。よくあるタイプの整体の本ではありませんね。

問題は、そのタイミング、ゆるめ方です。基本は、呼吸。深い呼吸が大事と言うのは、自律神経を整える上で重要とされていますが、とても合理的ですし、実感しやすい。

ちなみに私は、「血海に気を通す」というのと、「眼に気を通す」というのを、やっています。

ほうじ茶でゆるむ

最近私は、ほうじ茶を愛飲しています。サーモスのポットにおよそ湯飲み3倍くらいのお茶を毎朝作っています。

抹茶や緑茶、ウーロン茶、紅茶、プーアル茶に比べると、ぐっとリラックス感が強いです。ハードルが低い感じがするのと、香りがまたいいのです。

調べたら、リラックス感はこの香りにあるようで、特に「ピラジン」というのがリラックス効果が高いのだそうです。焙煎によって高まるのだそうで、ほうじ茶ですよ、まさに。よくわからないことを言っていますね。

そこで、自宅でというキーワードなので、自宅でほうじ茶を作ってみようと思い、焙烙を手にれることにしました。

 

ほうじ茶といっても、いろいろな種類があるようで、茎のほうじ茶や、煎茶を原料にしたものなど。

そこで、まずは、家にある緑茶でほうじ茶を作ってみようと思います。

結果はまたご報告を。

 

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シグナルを読むエクササイズ

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

 

地上は相変わらず蒸し暑く残暑の思いが強い日々ですが、朝の空は秋の気配をはっきりとさせてきています。しかし、世界情勢と同じように、まだ涼しい風は吹きわたってきません。

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爽やかな秋風を待ち望む日々ですが、それでも、健康に留意して、元気に過ごしましょう。

 

冷戦終結から30年、相互依存から分断の流れが?

前回、「シグナル」について取り上げました。そのなかで、未来学者が教える予測の技術について、「隠れたパターンを発見する」ことが指摘されていました。

また、「データを集め、台頭しつつあるトレンドを見つけ、戦略を考え、未来における様々なシナリオの発生確率を計算すること」とも言っていますが、ハードルの高い作業ですが、自分自身で未来を読む努力の方向を知ることは大切だと思いました。

そこで、いま世界で起きていることのシグナルを読み取るためのエクササイズを心がけていますが、最近気になっていることは、ベルリンの壁崩壊から30年、冷戦終結後の世界が歩んできた「相互依存の世界システム」への流れに、それとは逆の「分断」の流れが生まれてきていると見えることです。

アメリカを唯一の覇権大国として組み立てられていた構造の均衡を壊したのは、不安定要素を抱えつつも、今や世界第2位の経済規模を誇るまでになった中国であることは紛れもない事実でしょう。

そして、その中国もまた、「天安門事件」から30年目が今年であり、揺れる世界情勢の今一つの震源地になろうとしています。

 

香港の「シグナル」は何

いま、香港で起きていることの「シグナル」はどこにつながっているのでしょうか?30年前と今日では、何が違うのか?それを考える手がかりになりそうな本を発見しました。もちろんこれがすべてではないのですが、知らなかった中国人のいろいろについて興味深いエピソードがいっぱいです。

 

いきなり、中国崩壊論が横行する中、なぜ、中国はまだ崩壊しないのか?民主化運動に取り組んでいる著者は、真逆な現実忸怩たる思いもにじませつつ語ります。

それと、香港の多くの人々は、多分今デモに参加している人などは、ジャッキー・チェンが嫌いなんだそうです。その理由は、読んでいただくとして、さらに知らなかったことですが、著者によれば、第19回全人代後、太子党は消えてしまったのだそうで、さらに、香港からヒトとカネは、1997年の香港返還時点、そして2003年の国家安全にかかわる罪をほんこっ基本法に書き入れようとした「基本法23条反対デモ」のときに、脱出したのだそうです。

さて、いまはどうなのか。

それより興味深い指摘は、「中国は、台湾と香港を改革の窓口と位置付けていた。」もちろん、「改革」の意味は経済発展におけるものでしょうが。「二つが中国の窓口となり、経済発展に必要な資金と技術の窓口になった。だが、人々が香港や台湾にかけた期待はそれだけではない。『人権』や『法治』、『言論の自由」といった西側諸国の文明を、中国にもたらす役割を果たしてくれると思っていたのだ。

だが、「香港の行く末は決して楽観視できない」というのが、2018年2月に出版された本書での著者の見解のようです。

台湾に注目せよ

ここで、「シグナル」を考えるうえで重要なヒントは、一国二制度は、香港だけでなく、台湾もまたそうであるというとらえ方を中国はしているということでしょう。

香港の動きだけでなく、台湾の動きを注視する必要があります。そして意外なことに、軟着陸の条件は、習近平体制が絶対的に強化されていることだと著者は言います。

上からの民主化!その可能性の夢も見ているところもあるようです。

穏やかな解決を、強引に進められるだけの強権、一見矛盾するようですが、鶴の一声で決められれば、そうなんでしょう。

未来予測については、アメリカ国防総省も注目しているという、次のような本もあります。

 

 

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未来は珈琲カップの中にあるか?

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

灼熱の日々にいきなり突入しました。体を暑さにならすまで、厳しい日々が続きます。

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そんな時、我が家の玄関前のシマトネリコの木に蝉がとまっているのを発見。朝の時間帯でもあったので、少し清涼感を味わいました。

”群生理論”懐かしいですね

群生理論というのがあって、これは、技術革新や、人材の登場などは、ある時期に集中して、群れて発生する、それが、イノベーションとなって経済発展が開始され、歴史が大きく変動する、とまあ、ざっくりいうとそういうことですが、冷戦終結天安門事件から30年という節目、米中貿易戦争が勃発したかと思えばイラン問題とペルシャ湾の問題、香港での、容疑者の身柄を本土に引き渡せるための条例をめぐる学生たちの抗議運動、日韓輸出管理問題、北朝鮮ミサイル発射等々、様々な事象が、それこそ群生して、世界システムが変動期を迎えているようにも思えます。

こうゆう時こそ、かけらのような周辺での小さな出来事を見逃さないことが大事になると思います。そこにこそ、変化を読み取るシグナルがあるかもしれないからです。

そこで、今回は米中貿易戦争をちょっと離れて、変化のシグナルをどう捉えるかについて考えてみました。

セラミックのドリッパーが良い

最近の私は、カリタのセラミックのドリッパーで珈琲を淹れています。それは、この本を読んだからです。

 

 著者はオンラインショップと情報サイトを夫婦で創設、日常生活の中で、プラスチックを避ける方法をいろいろサポートしています。

プラスチックの海洋汚染については、今更言うまでもない深刻なリスクですが、それ以前にというか私たちの日常で、プラスチックから浸みだす化学物質の危険性を感じたほうがいいと思いましたね。

そして、プラスチックとの接触でいうと、ポットと、コーヒーメーカー。そこで、私は、やかんで湯を沸かし、カリタのセラミック珈琲ドリッパーで珈琲を淹れることにしたのです。

 

使ってみてわかったことは、温度管理が具合良いということです。水温90度から入れ始めるとどうしても水温が下がり気味ですが、はじめに使ったお湯で暖められた磁器のドリッパーは保温力が高いということでした。

おっと、本書についてですが、どこに住んでいようと、何をしていようと、できることはある、という姿勢で、ちょっとした気づきと実行力があればいいということですから、私も、なるべくプラスチックを遠ざける生活に、一歩を踏み出してみたのです。

シグナルを見逃すな!

「映画『卒業』の中で、ダスティン・ホフマン演じる主人公ベンジャミンは、未来についての面白い見立てを聞いた。

マクガイア:ひと言、お前に言っておきたいことがある。たった一言だ。

ベンジャミン:何でしょう。

マクガイア:ちゃんと聞いているのか。

ベンジャミン:はい、聞いています。

マクガイア:プラスチックだ。

1967年の時点で、シグナルを認識できたものにとって、プラスチックはかなり魅力的なテーマだった。」

プラスチックについて、あれこれ思いを巡らせていたら、突然、こんなことが書いてあった、という本を思い出しました。

「プラスチックの登場によって、ペットボトルが大量生産されるようになり、やがて、「太平洋ゴミベルト」が出現したのですが、それは、アメリカ海岸大気庁が、1988年の論文で出現を予測し、1999年に、チャールズ・J・ムーアが発見した海洋のゴミ捨て場である。」、こういうことが書いてある未来予測の技術に関する本が、これです。

 

 「自分自身で未来を読むための方法論が必要だ。」と本書は説いています。

例えば、ドローンの空域規制は、将来何をもたらすか?それは、建築、都市計画に影響を与える、というのだが、そこまではなかなか発想は行きませんね。

自動運転車の問題も、意外なところに影響が波及するかもしれないのです。

詳しくは、次回、未来予測に関するあれこれを、セラミックドリッパーで淹れたうまい珈琲を楽しみながら考えたいと思います。

あ、ちなみに今日は、ケニアAAでした。

 

 

 

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米中貿易戦争 その3

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

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雨の日が続き、鬱陶しい毎日ですが、こんな時には、抹茶のお菓子、抹茶のスイーツがさわやかな気分にしてくれます。

本末転倒のような気がしますが、抹茶のスイーツを、ちょっと高級なほうじ茶でいただくというのは、梅雨時の贅沢というものでしょうか。

ハーゲンダッツ・ショックがブームを呼んだ!?

ところで、抹茶が、栄西によって我が国にもたらされてから800年余、村田珠光茶の湯(わび茶)始めて500年、現在、抹茶の消費量は歴史上最高を記録しているんだそうです。

その引き金を引いたのは、ハーゲンダッツ、抹茶のアイスクリームの発売で、業界ではハーゲンダッツ・ショックといわれているようです。そして、それに追い打ちをかけたのが、2005年のスターバックス・ショックなんだとか。

どちらも、海の向こうがルーツですから、黒船の来航のようなものでしょうか?

そんなことも教えてくれるのが、この本です。

 

 ところで、抹茶の原料は、碾茶というのが常識なんですが、本書によれば、抹茶は碾茶だけでできているのではないそうです。さらに、碾茶にも、いくつ間の流れがあるようで、例えば、宇治茶の品種には、あさひ、駒影、さみどり、ごこう、うじひかり、などの品種があるんだそうですが、静岡系には、やぶきた、さやまかおり、金谷みどり、おくみどりが。

あさつゆ系には、あさつゆ、ゆたかみどり、おくゆたか、さえみどり、が。

そして、宇治在来には、さみどり、あさひ、駒影、宇治みどり、京みどり、ほうしゅん、てんみょう、が。

今後をきたされている品種には、宇治在来のものがあるようです。気になるのは、種苗法の関連で、品種登録されているのかどうかということ。

抹茶スイーツでは、これがいいかなと思いました。

 

 

通貨を制する者が覇権を握る

さて、本題に戻ります。「米中貿易戦争 その3」ですが、今回は、中国の側から事態を眺めてみたいと思います。

ということで、本書を取り上げてみたのですが、その間に、何やら香港の動きが風雲急を告げるのか、はたまた、何事も変わらずに落ち着いてしまうのか、とても気になるところです。といっていたら、日本と韓国との貿易についての動きがにわかに表面化して、こちらも騒がしく、メディアの認識もどうかなという程度のところもあるなど、ドタバタが続いているようにも見えますが、まずは、こちらから。

 

 陰りが見えてきたドルの帝国、米国の揺らぎに乗じて中華の夢を実現しようとする中国。米中の貿易摩擦は単に、貿易上の紛争ではなく、人民元を武器に、ユーラシアの陸海で中華帝国を築き上げようとする中国に対する覇権国米国の反撃という、覇権争いというのが、著者の見立てです。

まあ、米中の覇権争い、経済のみならず軍事力と密接に結びついているところに、ことは長期化するのではという予測が立つところもあるのですが、「米中100年戦争の勃発」かどうかはともかく、いかにも著者らしい角度のついた分析?は心得たうえで、通貨を握るものが覇権を制するというのは、見識といってもいいと思います。

なぜかならば、覇権国家の条件として、国際通貨の安定と自由貿易の維持を上げる学者もいるようですから。

したがって、この条件に照らしてみれば、トランプ大統領保護主義的な政策を打ち出してきているのは、覇権の衰退の反映と断ずることもできそうですが、それはいささか早計でしょう。

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