ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。
寒暖定まらない天気の日が続いています。突然暖かくなったりした日には腸が迷い飛んだりします。先日は、バッタを見つけました。背中に乗っているのは、おそらくオスでしょう。
サイバーセキュリティは自分の問題
さて、最近、通販サイトやクレジットカードにアクセスすると、メールで送られた番号の入力を求められるなど、セキュリティー対策がしっかり行われているように感じることが多くなりました。
ゆうちょ銀行の口座では、マネーロンダリング対策のための調査で、入力を求められましたが、本来は遅まきでしょう。
それだけ、サイバーセキュリティーに関わるリスクが身近になっているということでもあると思います。
そこで、本書を取り上げました。
サブタイトルに、「テレワーク、スマホ、メールを狙う最新のトラブルとその裏側」とあるように、いまやサイバーセキュリティーの問題は、あなたや私、個人の問題になっているのです。
著者は、情報セキュリティアドミニストレータ、情報処理安全確保支援士で、工学博士、情報セキュリティーの専門家だと言えるでしょう。
サイバー攻撃がビジネスになっている
サイバー攻撃がなぜ耐えないのかと言うと、著者によれば、それは、「ビジネスになっているからだ」というのです。サイバー攻撃はもはやハッカーによる単なる遊びの段階ではないという認識を、しっかり持つことが必要ということです。
そこを見据えた対策を立てることが大事ということですが、重要なことは、コンピュータシステムでは「ヒト」が一番弱い部分になっているという指摘です。そこで、まず、「手口」を知ることが重要になってくるというのです。つまり、個人の対策のまず第一は、攻撃の手口について、正しい知識を持つことが、最も効果的だというのです。たとえば、テレワークへの攻撃では、画像解析により、正面から口唇を読む読唇術が使えなくても、電球の揺れから会話を読んだり、テレビ会議の画像データから、PCのキーボードどのキーを打っているのかを予測してパスワードを盗んだり、とか、そこまで来ているのかという現実があるようです。
まず、身近なサイバーリスクについて、現状をしっかりと認識するためにも、本書を読んではどうでしょうか?
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