55年ぶりに横尾忠則に出会う

ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。

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数珠玉なんて言葉を覚えていますか?雨に濡れた数珠玉、だれも手に取ろうとはしないようです。

雨が降り、気温が下がって、体調の管理が難しくなって来ました。健康に留意して、お元気でお過ごし下さい。

 

さて、引き続いて、本書です。

 

著者は画家ですが、結構本も書いていますが、書評は珍しいでしょう。

本書は、2009年4月から2017年6月までの約8年間、朝日新聞に発表された書評133編を収録したものです。

いかにも著者らしいと思われる本から、意外に思える本まで、さまざまですが、共通しているのは、どれもが、やっぱり、画家としての著者を、自らが語っているものだということです。

たとえば、『瞬間を生きる哲学』(古東哲明、著)

 

 

「ところが画家に転向して10年以上立った時、「今ここに」は創造行為それ自体であることに気づいた。外に求めていた答えが内にあったのである。そして今、目の前に本書がある」と語っている。

そういえば、僕たちが、横尾忠則に出会ったのは、いつだったのだろうか。多分、東大駒場祭のポスターだったのではないだろうか。思えば、55年前になるのか。当時、横尾はイラストレーターだったのだと思う。なんか、リズムを感じる。高倉健さんの「唐獅子牡丹」シリーズを観ていたころです。

 

y字路の謎や諸々

また、『巴水の日本憧憬』では、「Y字路」の創作や、そこに、怪人二十面相や怪盗ルパンが描かれることなどについてが語られています。

 

 

「仮面」とは

 

バルテュス自身を語る』の場合では、「バルテュスの一語一句に触れる時、私の仮面が剥がされて逃げ場を失いそうになる。彼が光を求める一方、私はその光から逃げようともがき、自分が同じ土俵の画家であることの羞恥に耐えられなくなるのである」と語っているのですが、さて、あなたは、どの本に語られた横尾忠則を知りたいですか?

 

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