『ジカ熱』のリスク、オリンピック・パラリンピック

U・R&Iの飯島です。意見は私個人のものです。

 前置きはなしに、2月に入って、厚生労働省からたてつづけに、「ジカ熱」に関する『通知』や事務連絡が自治体、医療機関向けに出されています。現在のところでは以下の通りです。


1、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令及び検疫法施行令の一部を改正する政令および検疫法施行令の一部を改正する政令および検疫法施行規則の一部か改正する省令の施工について(通知)」http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000111789_1.pdf

2、「デング熱チクングニア熱等蚊媒介感染症の対応・対策の手引き(事務連絡)」http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000112494.pdf

3、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第12条第1項及び第14条第2項に基づく届け出の基準等について(一部改正)(通知)」http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000112524.pdf

4、「感染症発生動向調査事務実施要綱の一部改正について(通知)」http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000112525.pdf

5、「ジカウィルス感染症に関する情報提供について(事務連絡)」http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000112638.pdf

というのがそれです。

 標題からも想像できるように、現在、中央及び南アメリカ大陸カリブ海地域での「ジカ熱」の流行について、「リオのカーニバル」や、本年の8、9月に開催される、リオデジャネイロでのオリンピック、パラリンピックで、流行地域への邦人の多数の渡航が想定されることや、妊娠中のジカウィルス感染と胎児の小頭症との関連が考えられること、ギラン・バレー症候群との関連についても疑いがもたれている事態を重く見ての対応ということでしょう。
 一昨年の「デング熱」の国内発生は、昨年は幸いにみられませんでしたが、媒介する蚊が、「ネッタイシマカ」、「ヒトスジシマカ」であることが確認されているということから、「デング熱と同様に媒介蚊になることの予想され、輸入例を発端としたジカ熱の国内伝播の可能性は否定できない」との国立感染症研究所の「ジカウィルス感染症(ジカ熱)のリスクマネジメント」(「デング熱チクングニア熱等蚊媒介感染症の対応・対策の手引き(事務連絡)」の別紙)にもあるように、リスク認識は相当程度と推測されます。

 グローバル化が進んだ現代にあっては、簡単に人々が交流し、その人を通じて、病原体も遠くに運ばれることが極めて容易になっています。いまや、「グローバル感染症」と呼ばれるようになった感染症については、遠い地域の物語と考えていることは、極めて危険ということでしょう。
 現代社会にあって、グローバル感染症のリスクについては、まず、正確な情報に基づき感染症のプロファイルとそれへの対策を知ることが必要でしょう。
 
そこで、国立感染症研究所ではどのような認識か、



手元において、そういえば、というときに。




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